埼玉新聞

 

カインズの人気オリジナル商品、売り上げ2・3倍 さらにインフルエンサーらに向けた初の発表会開催、タイパ新商品など紹介 “フィット”や“プロ”などブランドを打ち出したばかり

  • 劇団員の寸劇でカインズのオリジナル商品の魅力を伝えた新商品発表会=25日、東京都新宿区

    劇団員の寸劇でカインズのオリジナル商品の魅力を伝えた新商品発表会=25日、東京都新宿区

  • 劇団員の寸劇でカインズのオリジナル商品の魅力を伝えた新商品発表会=25日、東京都新宿区

 ホームセンターのカインズ(本庄市、高家正行社長兼CEO)は25日、メディアやインフルエンサー向けに初の商品発表会を東京都新宿区内で開催した。

 同社は2007年に商品開発や物流、販売までを一貫して行う「SPA(製造小売業)宣言」を発表して以来、オリジナル商品の開発に注力。これまで新商品約6千品目を開発し、既存商品のパッケージ変更も約1万2千品目で行ってきた。オリジナル商品の22年度売り上げは07年度比で2・3倍に伸長。平均的な規模(約3千坪)の店舗で取り扱う約10万点の商品のうち約2万5千点をオリジナル商品が占めるという。

 昨年秋には日用品の基幹ブランド「カインズ」をベースに、寝具など暮らしを健やかにする「カインズフィット」や職人向けのこだわりの道具をそろえた「カインズプロ」など八つのプロダクトブランドを打ち出したばかり。今回は新たに「くらしDIY」をコンセプトに、創意工夫で暮らしのタイパ(タイムパフォーマンス)やコスパ(コストパフォーマンス)が向上するオリジナル商品の魅力を紹介した。

 会場には庭やキッチン、寝室など生活のシーン別に舞台が作り上げられ、それぞれの空間で繰り広げられる課題解決のストーリーを劇団員らが演じた。

 高家社長は「工夫次第で現在の暮らしだけでなく、未来の暮らしも楽しくなる商品を提案したい。リアル(店舗)だけでなく、交流サイト(SNS)などデジタルと融合した新しいPRにも力を入れる」と意欲を見せた。
 

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