望まない妊娠を防ぐため性交後に服用する「緊急避妊薬(アフターピル)」を、処方箋なしで試験販売する薬局が、全国計284店に増えたことが26日、日本薬剤師会などへの取材で分かった。これまで145店だった。東京、愛知、沖縄では準備のため試験販売を一時休止しているが、27日以降順次再開見込みで、さらに増える見通し。
緊急避妊薬は性交後72時間以内に飲むと妊娠を高確率で回避できる。試験販売は昨年11月から、日本薬剤師会が厚生労働省の委託を受けて調査研究として実施。対象は16歳以上の女性で、事前の電話相談や薬剤師の面前での服用が求められる。