埼玉新聞

 

北斎や歌麿の絵の中に 角川武蔵野ミュージアム、開館1周年で企画展 浮世絵の映像、壁や床に投影

  • 床や壁一面に浮世絵の映像が投影される「浮世絵劇」=所沢市東所沢和田の角川武蔵野ミュージアム

 埼玉県所沢市東所沢和田の角川武蔵野ミュージアムで開館1周年記念企画展「浮世絵劇場fromParis」が30日から開催されている。

 同展は葛飾北斎や歌川広重、喜多川歌麿などの浮世絵作家の作品約440点を「海」や「歌舞伎・侍」など12幕の異なる映像にまとめプロジェクションマッピングで約1100平方メートルの壁や床一面に映し出される。来場者はどの角度、場所から見ても浮世絵の中に入り込んだような巨大な映像空間を楽しむことができる。フランス・パリをベースに活動するアーティスト集団「ダニーローズ・スタジオ」が映像を手掛けた。

 映像空間を体験した後には、使用された浮世絵の紹介や現在の浮世絵師の作品などが並ぶ後室展示コーナーもある。

 企画展は来年4月10日までの午前10時から午後6時(金、土曜は午後9時まで)。第1、3、5火曜休館。

 問い合わせは同館(0570・017・396)へ。

ツイート シェア シェア