埼玉新聞

 

<高校サッカー>武南、細田学園破り4年ぶり4強 西武台は武蔵越生に競り勝ちベスト4出そろう

  • 細田学園―武南 後半40分、武南の桜井が先制ゴールを決める

  • 武蔵越生―西武台 後半21分、右CKから西武台の河合(15)が勝ち越しゴール

 (第5日、31日・浦和駒場スタジアム=埼玉新聞社など後援)

 準々決勝の残り2試合を行い、武南と西武台がそれぞれ勝ってベスト4が出そろった。4強入りは武南が4年ぶり28度目、西武台は3年連続17度目。

 県高校総体準優勝の武南は、初のベスト4入りを目指した細田学園に1―0で勝利。後半40分に重信のパスを受けた桜井が左足を振り抜き、決勝点を奪った。

 11年ぶりの頂点を狙う西武台は、2年連続で準決勝進出を目指した武蔵越生に2―1で競り勝った。西武台は前半26分に細田が先制ゴール。1―1の後半21分に河合が勝ち越し点を決めた。

 準決勝は7日、立教新座―浦和南、西武台―武南の顔合わせで行われる。

■後半終了間際、武南が先制点

 武南が後半終了間際に先制点を奪い、1―0で細田学園を下した。

 相手の試合運びに苦しめられ、前線と中盤の距離感が遠くなっていた武南は後半40分、重信のパスに抜け出して前を向いた桜井がペナルティーエリア左からゴール左上を狙った左足シュートをたたき込んだ。細田学園も前線の金子にボールを預けて対抗したが、1点が遠かった。

■地力に勝る西武台が振り切る

 地力に勝る西武台が武蔵越生を2―1で振り切った。

 西武台は前半26分、ゴール前で市川のパスを受けた細田がゴールに流し込み先制。1―1の後半21分には岡田のCKがファーサイドに流れたところを河合が蹴り込み、勝ち越し点を奪った。武蔵越生は前半ロスタイムに伊藤が同点ゴールを決めたが、その後は攻め手を欠いた。

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