埼玉新聞

 

深夜、母娘住む住宅に強盗 寝ていると男3人が侵入 暴行し現金など強奪した34歳を逮捕 すでに関与した2人が逮捕 SNSで闇バイトに応募、実行後も報酬は支払われず…犯行関与に後悔する供述も

  • 【ちなみ】パトカー7=事件事故イメージ

    西区の住宅強盗、新たに1人逮捕

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 18日未明、さいたま市西区の住宅に男らが押し入った強盗致傷事件に実行役として関与したとして、県警捜査1課と大宮西署は28日、住居侵入と強盗致傷の疑いで東京都江東区北砂5丁目、会社員の男(34)を新たに逮捕した。

 これまでに実行役の男と被害品のクレジットカードを使い現金を引き出そうとした男が逮捕されており、今回逮捕された男で3人目。いずれも交流サイト(SNS)で闇バイトに応募していた。

 逮捕容疑は氏名不詳の者と共謀の上、18日午前1~2時ごろまでの間、さいたま市西区指扇の一戸建て住宅に侵入し、80代と60代の母娘を粘着テープのようなもので拘束し暴行を加え、けがを負わせ、現金約10万8千円と財布やキャッシュカード、バッグなど115点(時価合計約3万3千円)を奪った疑い。

 県警は共犯事件のため、男の認否を明らかにしていないが、捜査関係者によると、男とこれまでに逮捕された別の実行役の男は調べに対して、犯行を自供しているという。

 募集者は交流サイトで高額バイトの募集に応募した2人に対して、秘匿性の高い通信アプリを取得させた上で、当初依頼していた業務内容を変更して今回の犯行を指示。身分証の写真を送信させて個人情報を掌握することで、抜け出せない環境をつくっていたとみられる。実行後も報酬が支払われることはなく、2人は調べに対して犯行に関与したことを後悔している旨の供述をしているという。

 県警は、この事件の実行役が他にも2人いて、さらに指示役などの人物が関与した匿名流動型犯罪グループによる犯行の可能性も視野に捜査を継続している。

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