排泄物を元職場に9回郵送、容疑で国税局職員を再逮捕 ストーカー事件で逮捕、押収物から判明/埼玉県警
2021/11/05/00:00
過去に勤務していた所沢税務署に排泄(せつ)物入りの封筒を送り付けたとして、県警人身安全対策課と川越署の合同捜査班は4日、威力業務妨害の疑いで、関東信越国税局会計課主任の男(38)=さいたま市南区辻、ストーカー規制法違反容疑で逮捕=を再逮捕した。
再逮捕容疑は8月16日から10月4日までの間、9回にわたり、所沢税務署に排泄物のようなものが入った封筒を郵送して、税務署の業務を妨害した疑い。県警は認否を明らかにしていない。
人身安全対策課によると、男は人間のものと思われる排泄物を紙にくるむようにして定形の茶封筒に入れて郵送。税務署職員は通常の業務以外に郵便物の点検や警察への通報などを余儀なくされた。
県警は10月16日、県内在住の女性に対するストーカー事件で男を逮捕。家宅捜索で押収したノートパソコンの精査などから、排泄物を送っていたことが判明した。
関東信越国税局によると、男は2019年7月から所沢税務署に勤務し、今年7月に同局会計課に異動した。勤務態度に問題はなかったという。
同局の小出康孝国税広報広聴室長は「職員の逮捕は誠に遺憾。事実関係を確認し厳正に対処する」とコメントした。