大宮駅周辺のホテルに連泊、新幹線で向かった愛知で空き巣 容疑の男を追送検、埼玉などで59件も/県警
2021/11/06/00:00
埼玉を含む4県で窃盗を繰り返したとして、県警捜査3課と越谷署の合同捜査班は5日、住居侵入と窃盗などの疑いで、さいたま市大宮区宮町4丁目、飲食店経営の男(51)=常習累犯窃盗で公判中=をさいたま地検に追送検し、捜査を終結した。同課はこれまでに窃盗など59件(被害総額約709万円)を確認、いずれも立件した。
追送検容疑は2016年10月3日から今年8月13日までの間、埼玉、愛知、栃木、群馬県内のアパートなど57カ所に侵入するなどして、現金計約267万円と腕時計など計81点(計約357万円相当)を盗んだ疑い。
同課によると、今年5月以降、大宮駅周辺のビジネスホテルに連泊している男を発見。長期のホテル利用に疑念を抱き、捜査員が出入りなど動きを確認すると、頻繁に大宮駅から東京駅を経由して新幹線「ひかり」で愛知へ向かい、空き巣を行っていたことが判明した。県警は8月14日に住居侵入と窃盗容疑で男を逮捕。その後、さいたま市北区のマンションに侵入し、腕時計など(約43万円相当)を盗んだとして追送検していた。
男は「新しい事業を起こすために金が欲しかった」と容疑を認めているという。