春に1万本のチューリップが咲く公園造りを目指し、秩父市と小鹿野町にまたがる秩父ミューズパークで10月29日、チューリップ球根の植え付けが行われた。同市寺尾の緑ガ丘認定こども園の年長園児33人が、赤、白、紫、ピンク、黄色の球根を植え、「大きく育て」と願った。

　「チューリップ1万本　花プロジェクト」と題し、ミューズパーク管理事務所が主催。今年で7年目を迎えた。毎年10月ごろに、同パーク内のステンドハウスから小噴水の約300平方メートルに約8千本のチューリップが植えられ、翌年の4月中旬ごろに色とりどりの花が咲き誇る。

　園児たちは今回、ステンドハウス南側の約25平方メートルの花壇に約千個の球根を植えた。深さ約8センチの植え穴に、各自の好きな色の球根を落とし、丁寧に土をかぶせた。

　体験した山入端南美さん（5）は「楽しかった」と笑顔。千島寧々さん（6）は「4月に花が咲くのが楽しみ」と話していた。