埼玉新聞

 

石蒸し焼きの定食など用意 埼玉・所沢の角川ミュージアム、旧石器時代からの食文化紹介 旬野菜の販売も

  • 武蔵野地域で作られるサツマイモの紹介と共に展示されているフカシナベとフカシカゴ=2日午後、所沢市東所沢和田の角川武蔵野ミュージアム

 県西部などに広がる武蔵野地域の食に関する文化を紹介する企画展「武蔵野3万年のレシピ」が所沢市東所沢和田の角川武蔵野ミュージアムで開催されている。

 旧石器時代から現在に至るまで、風土や環境に影響されてつくり上げられてきた武蔵野の食文化を文化財などと共に展示。旧石器時代の人々が食べていた石蒸焼きや木の実のクッキー、うどんなど武蔵野にまつわる七つのレシピ紹介や角川書店創業者の角川源義氏が撮影した武蔵野地域の写真展示などが行われている。

 展示エリアに隣接するレストラン「SACULA DINER」では企画展に合わせたコラボメニューが用意されている。一例として、旧石器時代の石蒸し焼き料理を現代風にアレンジした県産香り豚と所沢三富野菜を石蒸し焼きにした定食がある。

 また会期中の週末には5階エレベーターホール前で武蔵野地域の旬野菜やこだわりの商品を販売する「ダイダラマルシェ」も開催される。

 企画展「武蔵野3万年のレシピ」は来年2月13日まで。入場料は1200円、同館5階の武蔵野ギャラリーで開催されている。

 問い合わせは、同館(電話0570・017・396)へ。

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