東京大の岩坪威教授(神経病理学)らのチームが3日、アルツハイマー病の新薬の課題に対する意識調査結果を国際専門誌に発表した。非医療者は専門医よりも薬の効果への期待が高い傾向が見られた。
調査では「対象となった場合に新薬治療を受けてみたいか(専門医は担当患者に投与したいか)」という質問に、5段階で最も積極的な「ぜひ受けたい」との回答は非医療者41%に対し専門医22%で、受け止め方に違いが見られた。
新薬は特定の遺伝子のある患者で副作用のリスクが高いとされるが、この遺伝子を調べる検査は保険適用外となっている。非医療者の45%が「必要であれば受けたい」と回答した。