埼玉新聞

 

何が起きた…カメラ向ける人々の先に、水面から飛び出た「逆さ足」 角川映画祭で職人ら設置、作品上映へ

  • 角川武蔵野ミュージアム横の水盤に設置された逆さ足=所沢市東所沢和田のところざわサクラタウン

 角川映画45周年記念企画として行われる「角川映画祭」に合わせて映画「犬神家の一族」に登場する「逆さ足」が、所沢市のところざわサクラタウン内に設置された。

 逆さ足は石膏で作られた高さ約80センチのオブジェで映画の中に登場する湖面から伸びた「スケキヨ」の2本の脚を再現した。実際に映画セットを製作する職人が手掛け、ところざわサクラタウン内の角川武蔵野ミュージアム横の水盤の中に設置されている。訪れた人たちは水盤上に浮かぶ足をカメラに収めていた。

 「犬神家の一族」は市川崑監督がメガホンを取った角川映画第1作。今回は最新技術を駆使した4K修復版として映像や音声がより鮮明になっている。

 角川映画祭は同タウン内のジャパンパビリオンホールBで「犬神家の一族」のほか「時をかける少女」、「セーラー服と機関銃」など12作品が上映される。期間は19日から12月16日まで。

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