使用済み核燃料の中間貯蔵施設(青森県むつ市)を運営するリサイクル燃料貯蔵(RFS)は4日、操業開始を今月31日から11月20日に延期すると発表した。9月26日に初搬入となる東京電力柏崎刈羽原発の燃料69体を受け入れたが、正式操業前に行うRFSの検査が遅れているため。原子力規制委員会に今月4日付で計画変更を届け出た。
RFSは「初搬入に伴う検査などについて、慎重かつ安全に作業するため余裕を持った工程に変更した」と説明している。
中間貯蔵施設は、原発の使用済み燃料を再処理するまで最長50年間保管する施設で核燃料サイクル政策の一端を担う。