東北電力の樋口康二郎社長は5日、女川原発(宮城県女川町、石巻市)2号機について「原子炉起動を今月下旬以降、発電再開を11月上旬」との見通しを示した。宮城県の村井嘉浩知事らの現地視察後、記者団に述べた。
これまで東北電は、一般的に再稼働と位置付けられる原子炉起動を「10月ごろ」、発電再開を「11月ごろ」としていた。9月、原子炉に核燃料を装填する作業が完了。準備は「ほぼ計画通りに進んでいる」といい、点検や検査が順調に進めば、早ければ今月下旬にも原子炉を起動する。
この日、村井知事と2市町長が、5月に安全対策工事が完了した原子炉建屋内外を視察した。