岸田文雄前首相は6日、石破茂首相に対し、経済や外交をはじめとする政策を自身の政権から引き継ぐよう求めた。退任後初めて地元・広島市に入り、支持者らを集めた会合で「流れを止めてはならない」と述べた。
同時に「現時点では、首相としての経験や人脈は私の方が積み重ねている。石破首相には頑張ってもらわなければならないが、私も日本のために還元していきたい」と語り、新政権を支える姿勢を強調した。
約3年間の政権運営で韓国との関係改善や防衛力の抜本的強化、賃上げに取り組んだとして「歴代政権が決断できなかったことに全て答えを出してきた」と自賛した。