四国電力は7日、伊方原発3号機(愛媛県伊方町)で原子炉内の燃料の出力を測る装置に不具合が見つかり、原子炉を一時停止したと発表した。3号機は7月から定期検査中で、9月29日に原子炉を起動した。10月25日に予定していた検査終了は延期する。プラントや周囲の環境への影響はないという。
四国電によると今月2日、原子炉内の中性子の量を測定するため小型検出器を使って検査していた際、データが計装盤に表示されなかった。電気信号を数値に変換する検出回路の一部に不具合があることが分かり、対策に時間を要するため、7日に原子炉を停止することを決めた。