熊野古道で知られる世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」登録から20年を記念し、熊野をネタにした落語会が11月23日、和歌山県那智勝浦町の青岸渡寺で開かれる。那智の滝が望める同寺の信徒会館で、登録の年に五代目桂文枝さん(2005年死去)が残した創作落語「熊野詣」などが披露される。
熊野詣は五代目の弟子桂枝曾丸さん(56)が披露。熊野信仰に関連する古典落語「三枚起請」を桂坊枝さん(64)が演じる。
枝曾丸さんは「聖地で演じさせていただくのは夢のよう。落語を通じて熊野の素晴らしさを伝えたい」と話している。
当日は午後2時半~4時45分開催で、入場料2千円。