路上に残飯や家庭で出るごみを捨てた疑い 男を追送検「ごみに囲まれた生活が嫌で捨てた」/埼玉・大宮署
2021/11/17/00:00
大宮署は15日、廃棄物処理法違反(不法投棄)の疑いで、さいたま市大宮区大成町3丁目、無職の男(44)をさいたま地検に追送検した。同署は男に関わる同法違反事件計10件を確認、うち9件を追送検して捜査を終結した。
追送検容疑は7月15日から10月24日までの間、9回にわたり、自宅近くの路上に、プラスチック容器などのごみ(重さ計約11キロ)を捨てた疑い。
同署によると、男はキャットフードや残飯などの家庭で出るごみをビニール袋に詰めて、一度に2、3個捨てるときもあった。5月9日、市民から「道路上にごみが散らかっている」と110番があり、これまでに計17件の苦情や通報が寄せられた。同署は10月29日、近くの路上にごみを捨てたとして、廃棄物処理法違反容疑で、男を現行犯逮捕。供述や防犯カメラの精査などから、余罪を特定した。
男は容疑を認め、「ごみに囲まれた生活が嫌で路上に捨てた」と供述しているという。