埼玉新聞

 

精進料理や座禅、写経を体験 寺の文化保護に、埼玉・越生で宿泊施設と寺がタッグ 温浴施設のフリーパスも

  • プランでは、昼食に精進料理を楽しむこともできる(温泉道場)

  • 座禅体験では精神統一を(温泉道場)

  • ニューサンピア埼玉おごせの天然温泉「梅の湯」(温泉道場)

  • オーパークおごせのグランピング施設(温泉道場)

 越生町の寺と二つの宿泊施設がタッグを組んだプランが誕生している。寺の文化保護を目的とした同プランでは、座禅や写経、精進料理を体験した後で、温浴施設やグランピングを楽しむことができるようになっている。

 寺の文化価値の魅力を多くの人に知ってもらおうと生まれた同プラン。収益の一部は、寺の文化保護のために使用されるという。考案した温泉道場は「人口減少や過疎化、後継者不足などの影響で廃寺が増えている。このプランが、このような社会問題の解決策の一つとなれば」としている。

 プランに申し込むと当日は、正法禅寺(越生町)で約4時間にわたり、座禅、写経、精進料理を体験した後で、宿泊施設での時間を過ごすことができる。宿泊施設は、町内の「BIO-RESORTHOTEL&SPAOParkOGOSE(オーパークおごせ)」と「ニューサンピア埼玉おごせ」から選択が可能。

 オーパーク越生は、森に囲まれたグランピンク施設、ニューサンピア埼玉おごせは自然の中にたたずむ静かなホテルで、好みに合わせて施設を選べるのもプランの特徴。どちらの施設も温浴施設のフリーパスが付いている。

 プラン実施日は、「オーパークおごせ」は、12月23~24日、12月24~25日、12月26~27日。「ニューサンピア埼玉おごせ」は、12月4~5日、12月11~12日。両施設とも各日程の定員は20人で、料金は1人2万2800円(税込み)。

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