兵庫県知事だった斎藤元彦氏の失職に伴う知事選(31日告示、11月17日投開票)で、県議会は10日、選挙費用21億6千万円を盛り込んだ追加補正予算案を全会一致で可決した。郵送費や資材高騰に加え、過去最多となる7人の出馬予定で事務費が膨らみ、前回知事選より増加するとみられる。
補正額は総額48億6千万円。衆院選(10月15日公示、27日投開票)の選挙費用27億円も含む。衆院選分は国庫支出金から支給されるが、知事選分は一般財源から支出するため県民負担となる。
県選挙管理委員会によると、2021年の前回知事選では21億5千万円の予算を計上し、実際には18億円が使われた。