埼玉新聞

 

首相、核兵器禁止条約に慎重 「抑止力と廃絶が両立可能か」

  •  9日、記者会見する石破首相=首相官邸

     9日、記者会見する石破首相=首相官邸

  •  日本記者クラブ主催の討論会で手をつなぐ(左から)国民民主党の玉木代表、公明党の石井代表、立憲民主党の野田代表、自民党総裁の石破首相、日本維新の会の馬場代表、共産党の田村委員長、れいわ新選組の山本代表=12日午後、東京・内幸町

     日本記者クラブ主催の討論会で手をつなぐ(左から)国民民主党の玉木代表、公明党の石井代表、立憲民主党の野田代表、自民党総裁の石破首相、日本維新の会の馬場代表、共産党の田村委員長、れいわ新選組の山本代表=12日午後、東京・内幸町

  •  9日、記者会見する石破首相=首相官邸
  •  日本記者クラブ主催の討論会で手をつなぐ(左から)国民民主党の玉木代表、公明党の石井代表、立憲民主党の野田代表、自民党総裁の石破首相、日本維新の会の馬場代表、共産党の田村委員長、れいわ新選組の山本代表=12日午後、東京・内幸町

 石破茂首相は12日の日本記者クラブ討論会で、核兵器を全面的に違法化する核兵器禁止条約を巡り、締約国会議へのオブザーバー参加に慎重な姿勢を示した。「抑止力を認めながら核兵器廃絶が本当に両立可能なのか検証が必要だ」と述べた。

 核廃絶の目標は同じだとした上で「そこに至るまでの道筋を、現実にどうやって描くかということだ」と指摘。オブザーバー参加しないのかを問われ「いろんな可能性がある」と述べつつ、参加してこなかった日本政府の立場との整合性も考慮すると話した。

 立憲民主党の野田佳彦代表は、被団協へのノーベル平和賞授与決定を「非常に意義がある」と評価し、日本はオブザーバー参加すべきだと主張した。

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