ただただ怖い…さいたまの団地、相次いで不審火 住民の男女通報 2日連続で5階の通路、保冷剤など燃えていた 消防士から「室内に物をしまって」と言われ人々恐怖
2024/10/13/13:21
11日午後10時55分ごろ、さいたま市西区中釘の県営大宮中釘団地内で、火が出ているのを住民の40代女性が発見し、119番した。発泡スチロールの箱などを焼失した。けが人はいなかった。同団地では火災が相次いでおり、大宮西署は不審火の可能性もあるとみて関連を調べている。
同署によると、現場は6階建て同団地の5階。通路の1カ所に置かれた発泡スチロール製の箱が一つ、宅配用のプラスチック製の箱が一つ、保冷剤一つが燃え、壁の一部が焦げた。
同団地内では9月24日、タイヤカバーが燃える不審火が発生している。今月10日には同じ5階で、発泡スチロール製の箱など四つが焼失する不審火が起きていた。
■住人女性「ただただ怖い」
大宮中釘団地に住む70代女性は火災直後、消防士から玄関前に置いてある段ボール箱などを室内にしまうように促されたという。「ただただ怖い。早く原因が分かってほしい」と話した。
■前日も箱など燃える
10日午後6時55分ごろ、さいたま市西区中釘の集合住宅内で、火が出ているのを住民の50代男性が発見し、119番した。けが人はいなかった。箱など四つが燃えており、大宮西署は不審火の可能性もあるとみて調べている。
同署によると、現場は6階建て県営大宮中釘団地の5階。通路の1カ所に置かれた発泡スチロール製の箱が三つ、宅配用のプラスチック製の箱が一つ燃え、壁面が横40センチ、縦70センチにわたり焦げた。
同団地の敷地内では9月24日、タイヤカバーが燃える不審火が発生していた。署は関連を含め、今回の火災の出火原因を捜査している。