埼玉新聞

 

客10万人を達成!リニューアルオープンした旧渋沢邸“中の家(なかんち)” 新1万円札の効果あり、430日目で到達 10万人目の家族らびっくり 記念で十万石まんじゅう配布

  • 10万人目の来館者となった茨城県小美玉市の小松正二さん家族と深谷市の小島進市長(後列左から2人目)=12日午前、深谷市血洗島の旧渋沢邸「中の家」

    10万人目の来館者となった茨城県小美玉市の小松正二さん家族と深谷市の小島進市長(後列左から2人目)=12日午前、深谷市血洗島の旧渋沢邸「中の家」

  • 10万人目の来館者となった茨城県小美玉市の小松正二さん家族と深谷市の小島進市長(後列左から2人目)=12日午前、深谷市血洗島の旧渋沢邸「中の家」

 昨年8月10日にリニューアルオープンした深谷市血洗島の旧渋沢邸「中の家(なかんち)」の来館者が12日、10万人を達成した。茨城県小美玉市の小松正二さん(76)家族が節目の10万人目となり、記念セレモニーが行われた。

 同施設は、深谷市出身の実業家渋沢栄一の生誕地。今年7月3日発行の新1万円札効果もあり、県内外から多くの来館者が訪れている。来館者10万人は昨年8月10日から430日目での達成となった。

 小松さん家族は親戚ら12人で来館。群馬・伊香保温泉へ家族旅行に行く途中に立ち寄った。小島進市長から花束と記念品として渋沢栄一グッズの詰め合わせを受け取った小松正典さん(45)は「10万人目と聞いた時はびっくりした。旅の良い思い出となった」と笑顔。「新1万円札の顔として、渋沢栄一さんのことは知っていた。今回をきっかけに、生涯や功績をより学ぶことができたら」と話していた。

 小島市長は「10万人達成は想定よりも早いペースだと思う。旧渋沢邸『中の家』が、渋沢翁の精神を発信する施設として、多くの方にご来館いただければ」と語った。

 同施設では14日まで、来館者10万人達成を記念して、埼玉銘菓「十万石まんじゅう」を、先着200人限定で配布するイベントを実施している。
 

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