【ワシントン共同】中国野生動物保護協会は14日、四川省で飼育していたパンダ2頭について、米首都ワシントンにあるスミソニアン国立動物園への移送を始めたと発表した。同園では昨年11月に3頭を返還してパンダが姿を消しており、約1年ぶりに「主役」(米メディア)が戻ってくる。
ワシントン・ポスト紙によると2頭を載せた飛行機は15日にワシントン近郊の空港に到着する見通し。2頭は同園到着後に少なくとも30日間隔離。新たな環境に適応させた上で一般公開される。
2頭は雄のバオリーと雌のチンバオで、いずれも3歳。今年5月に貸与が発表された。貸与期間は2034年4月まで。