中国電力は15日、島根原発2号機(松江市)の再稼働について、12月上旬に原子炉を起動すると発表した。原子炉への核燃料装填は10月28日に開始する方針。12月下旬に発送電を始め、2025年1月上旬に営業運転再開を目指す。島根2号機は12年1月に定期検査のため運転停止していた。
中国電は今月、装填に向けて重大事故を想定した訓練を実施、原子力規制庁の確認を受けた。同社によると、再稼働に必要な安全対策工事の完了にもめどが立ったという。核燃料560体を1週間ほどかけて原子炉に装填する予定。
島根原発は、全国で唯一、県庁所在地に立地する。東京電力福島第1原発と同じ「沸騰水型」。