関西電力は15日、補助建屋内の配管に穴や減肉が確認された美浜原発3号機(福井県美浜町)の発送電を止め、原子炉を停止した。今後、原因の調査や配管の交換を実施する方針。
関電によると、運転員が5日夜、ポンプなどの機器を冷やす系統の海水が通る配管に塩が付着しているのを見つけた。超音波で調べたところ、それぞれ直径6ミリと3ミリの2カ所の穴と、周辺で基準の厚さを下回る減肉が確認された。海水が漏れたとみられるが、放射性物質は含まれず、環境への影響はないとしている。
また関電は15日、美浜3号機について、40年超運転に必要な認可申請書を原子力規制委員会に提出した。