埼玉文化賞10氏、地方自治功労賞4氏に贈られる 知事「今年は埼玉誕生150周年。さらなる活躍に期待」
2021/11/25/00:00
埼玉新聞社制定の「第64回埼玉文化賞」と「第50回県地方自治功労賞」の授賞式が24日、さいたま市中央区のラフレさいたまで行われた。埼玉文化賞は芸術や経済、スポーツなどの分野で業績を残している10氏、地方自治功労賞は行政や警察、消防などの分野で地域を支えている4氏に贈られた。
埼玉文化賞は、芸術部門が漆芸家で重要無形文化財保持者(人間国宝)の増村紀一郎氏(79)と俳人の山﨑十生氏(74)、教育部門は元県教育長の関根郁夫氏(67)、農林部門は元日本花き生産協会会長の田島鉄弥氏(78)、商工部門は前吉川市商工会会長の竹内武氏(84)、社会文化部門は河鍋暁斎記念美術館館長の河鍋楠美氏(90)。スポーツ部門は東京2020オリンピックのレスリング男子フリースタイル監督の井上謙二氏(45)。同部門特別賞には同五輪ソフトボール代表選手で金メダルに輝いた我妻悠香氏(26)と森さやか氏(33)、アマゴルファーの中島啓太氏(21)が選ばれた。
地方自治功労賞は、県部門が県茶業研究所担当部長の小川英之氏(58)、町村部門は三芳町文化財保護課資料館資料整理員の真尾節子氏(76)、警察部門は西入間署交通課ひき逃げ捜査係長の竹内高志氏(57)、消防部門は上里町消防団団長の高橋光晴氏(58)が受賞した。市部門の該当者はなかった。
授賞式には、受賞者はスポーツ部門特別賞の3人を除く11人が出席。来賓として大野元裕知事、岡地優県議会副議長、柴山昌彦衆院議員らが出席。大野知事は「今年は埼玉県誕生150周年。さらに一歩進めるために、それぞれの分野で皆さまの活躍を期待している」と話した。