埼玉新聞

 

女性の思いを弾き語りで 吉岡しげ美さんが有楽町で10月26日にライブ

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 金子みすゞ、与謝野晶子らの詩歌に曲をつけ、ピアノによる弾き語りを四十数年続けている歌手の吉岡しげ美さんが10月26日、東京・有楽町のI’MA SHOWでライブを開く。俳優の金田賢一さんや、ドラマで金子役を演じたことがある小林綾子さんが朗読で参加し、ピアノとのコラボレーションで生きていく喜びや悲しみを伝える。

 「20代の頃から、いろんな女性たちの言葉に勇気づけられ、刺激を受けて弾き語りを続けてきました」と吉岡さん。子どもを産み育て、病気を経験し、近年は母親が死去…と人生の時間を重ねていく中で「ずっと平和と命、愛を巡って考え、表現につなげてきました」と言う。

 今回取り上げるのは、与謝野の「君死にたまふことなかれ」、金子の「私と小鳥と鈴と」、茨木のり子さんの「わたしが一番きれいだったとき」など。吉岡さんの遠縁で、早世して50年たってなおファンの多い洋画家、難波田史男の作品画像を上映しながらの演奏にも臨む。

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