埼玉新聞

 

解散する「さいたまゴールド・シアター」、最終公演“水の駅”上演へ 蜷川幸雄さん創設、海外で活躍も

  • さいたまゴールド・シアターの最終公演「水の駅」のチラシ(県芸術文化振興財団提供)

 劇団「さいたまゴールド・シアター」の最終公演「水の駅」が、さいたま市中央区の彩の国さいたま芸術劇場で、12月19日から始まる。

 ゴールド・シアターは、55歳以上の高齢者を対象とした劇団として、2006年にさいたま芸術劇場で芸術監督を務めた演出家の故蜷川幸雄さんが創設。1200人を超える応募者からオーディションで選ばれた48人で発足し、パリや香港など海外公演でも成功を収めているが、メンバーの高齢化などで今年8月に解散を発表していた。

 最終公演では、演出家の杉原邦生さんを迎えて、劇団「転形劇場」を率いた太田省吾さんの代表作「水の駅」を上演する。

 水の駅は、一切のせりふがなく、完全な沈黙のままゆっくりとしたテンポで進む「沈黙劇」で、世界各地で上演され続ける作品。

■12月25日の午後1時から

 埼玉新聞では12月25日午後1時開演のチケットを2枚一組で5人にプレゼントする。

 希望者ははがきに、郵便番号、住所、氏名、年齢、電話番号を明記し、〒331―8686(住所不要) 埼玉新聞社クロスメディア局「さいたま・ゴールドシアター『水の駅』読者プレゼント係」へ。12月2日消印有効。

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