【ソウル共同】アジア人女性初のノーベル文学賞に決まった韓国の作家ハン・ガン(韓江)さん(53)が17日、ソウルで開かれた行事に出席し、「私の日常が以前とさほど変わらないことを信じ、望む」と語った。受賞決定後、公の場に姿を見せたのは初めて。
ノーベル賞受賞について「とてもうれしく、ありがたいこと」と言及。「今までそうだったように、書き続けながら本の中で読者と会いたい」と話した。今春から執筆中の小説があり「来年上半期に新作として出せれば」とも紹介した。
受賞の連絡を受けた時は現実と思えず「電話を切って、報道を確認して初めて現実感が湧いた」と振り返った。