埼玉新聞

 

防衛相がNATO会合初出席 ウクライナに車両追加提供

  •  北大西洋条約機構(NATO)のルッテ事務総長(右)と握手する中谷防衛相=17日、ブリュッセルのNATO本部(代表撮影)

     北大西洋条約機構(NATO)のルッテ事務総長(右)と握手する中谷防衛相=17日、ブリュッセルのNATO本部(代表撮影)

  •  北大西洋条約機構(NATO)とインド太平洋地域のパートナー国との国防相会合に出席した中谷防衛相=17日、ブリュッセルのNATO本部(共同)

     北大西洋条約機構(NATO)とインド太平洋地域のパートナー国との国防相会合に出席した中谷防衛相=17日、ブリュッセルのNATO本部(共同)

  •  北大西洋条約機構(NATO)のルッテ事務総長(右)と握手する中谷防衛相=17日、ブリュッセルのNATO本部(代表撮影)
  •  北大西洋条約機構(NATO)とインド太平洋地域のパートナー国との国防相会合に出席した中谷防衛相=17日、ブリュッセルのNATO本部(共同)

 【ブリュッセル共同】中谷元・防衛相は17日(日本時間同)、ベルギー・ブリュッセルで北大西洋条約機構(NATO)とインド太平洋地域のパートナー国との国防相会合に出席した。日本の防衛相のNATO会合参加は初めて。これに先立ちウクライナのウメロフ国防相と会談し、ロシアからの侵攻に対する支援として、自衛隊が保有する車両を追加で提供すると表明した。

 自衛隊車両の提供は、昨年5月から今年3月までに発送した小型トラックや高機動車など計101両に続く支援となる。

 中谷氏はNATOのルッテ事務総長とも会談し、防衛協力を推進する方針で一致した。安全保障環境が厳しさを増す中、NATOがインド太平洋地域への関与を継続しているとして「心強い」と歓迎。両氏はサイバー、宇宙、情報分野や、相互運用性の向上に向けた連携を申し合わせた。

 NATO国防相会合への出席は、アジアと欧州の安全保障は不可分だとの認識を共有し関係を強化するのが狙い。

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