埼玉新聞

 

クレヨンしんちゃん以外にも 埼玉・春日部の観光資源の創出へ 地下神殿やミカン狩り楽しむモニターツアー

  • ミカン狩りを楽しむ参加者

 春日部市観光協会は市内の観光資源創出を目的とするモニターツアーを開催し、情報紙の編集者や大学生、東武鉄道の関係者ら25人が参加した。

 市内では、世界有数の治水施設で「地下神殿」の愛称で知られる「首都圏外郭放水路」が観光資源として注目を浴びている。同放水路を核とし、観光客が市内を回遊できるよう魅力創出を図ろうとツアーを企画した。

 参加者は東武春日部駅東口からバスで移動し、外郭放水路を見学した。昼食は「めん房朝日屋」で放水路と市の花フジにちなんだ「龍Q地下神殿藤うどん」を堪能。「ライス・ハウス・かわなべ」でミカン狩りを体験、「三州製菓エス・テラス」で買い物を楽しんだ。

 「かわなべ」で異なる品種のミカンを食べ比べした東京都と千葉県に住む30代女性2人組は「春日部といえばクレヨンしんちゃんかベッドタウンというイメージ。地下神殿が春日部にあることは初めて知ったし、ミカンの食べ比べは珍しい体験だった」と感想を述べた。

 同協会は「参加者から意見を聞き、観光の受け入れ体制を強化したい。もっと春日部を見てみたいと思ってもらえればうれしい」と話した。

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