高さ8メートル!巨大な山車が市街地巡行、「曳っかわせ」に見物客ら沸く 華やかさも演出、夜には山車のちょうちんに明かり 小江戸の秋を彩る「川越まつり」 20日も
2024/10/20/10:57
小江戸・川越の秋を彩る「川越まつり」が19日、川越市の中心市街地で始まり、豪華な装飾の山車19台が蔵造りの町並みに繰り出した。20日も行われる。
龍神や牛若丸などの人形を上部に備えた高さ約8メートルの山車は、川越一番街商店街などを巡行。曳(ひ)き手たちは「ソーレー」とかけ声を上げながら、ゆっくりと山車を動かした。夜になると山車のちょうちんに明かりがともり、華やかさを演出。山車が向き合ってはやしを披露する「曳っかわせ」に、見物客らも沸いた。
川越まつりは川越藩主だった松平信綱が1648(慶安元)年、川越氷川神社にみこしや祭礼道具を寄進したことに起源を持つ。
同神社の山車行事として国の重要無形民俗文化財に指定。2016年には全国33件の「山・鉾(ほこ)・屋台行事」の一つとして、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録された。