埼玉新聞

 

比例自民22%、3ポイント減 立民と8ポイント差に縮小

  •  和歌山県海南市で街頭演説する自民党総裁の石破首相=20日午前

     和歌山県海南市で街頭演説する自民党総裁の石破首相=20日午前

  •  有権者に支持を訴える立憲民主党の野田代表=20日午前、東京都荒川区

     有権者に支持を訴える立憲民主党の野田代表=20日午前、東京都荒川区

  •  和歌山県海南市で街頭演説する自民党総裁の石破首相=20日午前
  •  有権者に支持を訴える立憲民主党の野田代表=20日午前、東京都荒川区

 共同通信社は19、20両日、衆院選の有権者動向を探る全国電話世論調査(第2回トレンド調査)を実施した。比例代表の投票先は自民党が22・6%で、前回12、13両日の調査より3・8ポイント減らした。立憲民主党は1・7ポイント増の14・1%となり、差は14・0ポイントから8・5ポイントに縮まった。小選挙区投票先は野党系候補が33・2%で、与党系候補の24・6%を上回った。前回は与党系の方が多かった。

 全体として与党が支持を減らす傾向がうかがえた。ただ選挙区の投票先は、実際には多くの選挙区で野党同士が競合して分散するとみられ、勝敗に単純に結び付くわけではない。投票先を「まだ決めていない」も41・0%と多かった。

 望ましい選挙結果は、「与野党の勢力が伯仲する」が49・7%で前回比1・0ポイント減。「与党と野党が逆転する」は20・5%で前回より5・4ポイント増え、「与党が野党を上回る」は24・8%だった。

 石破内閣支持率は41・4%、不支持率は40・4%だった。前回調査は差が5・3ポイントあった。

 調査の方法は、コンピューターで無作為に発生させた番号に電話をかけるRDD(ランダム・デジット・ダイヤリング)法。第2回調査は、全国の有権者を対象に19、20両日に実施した。実際に有権者がいる世帯にかかったのは591件、うち508人から回答を得た。携帯電話は、電話がかかったのは3785件、うち754人から回答を得た。能登半島地震で石川県の一部地域は調査対象から外した。

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