環境省は21日、自然体験が楽しめるホテルなどを国立公園内に誘致するモデル事業の拠点として、中部山岳国立公園の「乗鞍岳・乗鞍高原・白骨温泉・さわんど温泉地区」(長野、岐阜)と、大山隠岐国立公園の「大山寺地区」(鳥取)を選んだと発表した。
ハイキングや星空の観察といった「滞在型観光」を展開し、訪日客の呼び込みにつなげるため、宿泊施設誘致などを進める。
環境省は昨年8月、両公園を含む4公園をモデル事業の候補地に決定。具体的な拠点として、十和田八幡平国立公園では「休屋・休平地区」(青森、秋田)を選定済みで、やんばる国立公園(沖縄)は検討を続けている。