【ワシントン共同】米大統領選の共和党候補トランプ前大統領(78)は21日、9月下旬にハリケーン「ヘリーン」による被害が出た激戦州の南部ノースカロライナの被災地を視察し「全てを再建すると約束する」と述べ、票固めを図った。災害対応を担う連邦緊急事態管理局(FEMA)の予算が「不法移民のために使われた」との虚偽の主張を繰り返した。
激戦7州のうち、ノースカロライナはトランプ氏と民主党候補ハリス副大統領(60)が獲得数を競う大統領選挙人の割り当てが東部ペンシルベニアに次いで多い。トランプ氏は不法移民問題を強調するため事実に基づかない主張を続けているとみられる。