京都三大祭りの一つ「時代祭」が22日、京都市内で行われた。平安時代から明治維新までの歴史上の人物に扮した約2千人や馬車などの行列が歴史絵巻を繰り広げながら秋の都大路を進んだ。
午前9時ごろ、桓武、孝明両天皇を祭ったみこし2基が中心となる神幸列が平安神宮(左京区)から京都御苑(上京区)を目指して出発した。
長さ約2キロの行列は正午過ぎにスタート。勇壮な鼓笛の音とともに登場した「維新勤王隊列」を先頭に、京都御苑から平安神宮へと練り歩いた。沿道に集まった多くの観覧者は時代考証に基づいて作られた装束や祭具に見入り、カメラやスマートフォンを向けていた。