千葉県は22日、香取市の養鶏場で、高病原性鳥インフルエンザの疑いがある事例が簡易検査で判明したと発表した。遺伝子検査で陽性と確認されれば、今季の養鶏場での発生は北海道に続いて全国2例目となる。
県によると、飼育されているのは採卵鶏で約3万8千羽。陽性が確定すれば、速やかに殺処分を開始。現場から半径10キロ圏で鶏の移動や搬出を禁止する。
22日午後、養鶏場から県に「死亡する鶏が増えている」と連絡があった。13羽を簡易検査し、4羽が陽性だった。
養鶏場での今季の鳥インフル全国1例目は、北海道厚真町で発生。遺伝子検査で17日に陽性と確認、肉用鶏約1万9千羽が殺処分された。