【イスラマバード共同】パキスタン、インド両政府は２２日、インドのシーク教徒がパキスタンにある寺院にビザなし訪問できる巡礼路「カルタールプル回廊」を５年間延長すると発表した。カシミール地方の領有権を巡って両国関係は緊張しており、回廊が関係改善の糸口になることが期待されている。

　パキスタン外務省は宗教の調和と平和的共存を促す取り組みを続けるとしている。インド外務省は、パキスタン側が徴収する手数料２０ドル（約３千円）の撤廃を求めた。

　回廊は開祖ナーナク生誕５５０年の節目の２０１９年に開通した。