自衛隊は23日、宮崎県新富町の新田原基地で、米軍との共同訓練を報道陣に公開した。九州・沖縄を中心に行われる日米の大規模共同統合演習「キーン・ソード」の一環で、「世界最強の戦闘機」とも呼ばれる米空軍のF22ステルス戦闘機が、新田原を拠点とする訓練に初めて参加した。
防衛省によると11月1日までの訓練には、F15戦闘機の退役に伴って米空軍嘉手納基地(沖縄県)に巡回配備されていたF22に加え、短距離離陸・垂直着陸が可能なF35Bステルス戦闘機が米軍から参加する。
空自は新田原のF15戦闘機12機前後を投入する。四国沖や九州西方の空域に展開し、実弾は使用しない。