埼玉新聞

 

うれしい悲鳴!キッチンカーや物販ブース、午前中で売り切れ続出 国内最大級など9基が群集…東京ドーム6・4個分の敷地ある行田の公園でイベント 1万5千人が来場、リアル謎解きゲームや地元グルメ楽しむ

  • 秋晴れの中、家族連れや古墳マニアなどでにぎわった=20日、さきたま古墳公園

    秋晴れの中、家族連れや古墳マニアなどでにぎわった=20日、行田市埼玉のさきたま古墳公園

  • 秋晴れの中、家族連れや古墳マニアなどでにぎわった=20日、さきたま古墳公園

 古墳の魅力を体感してもらい、埼玉県の行田の地域活性化につなげようと「行田古墳フェスティバル」が20日、さきたま古墳公園(行田市埼玉)周辺で初開催され、約1万5千人が古墳や古代をテーマにしたイベントを楽しんだ。

 強風の影響で古墳を上空から眺める「熱気球体験」は中止になったものの、国宝「金錯銘鉄剣」が出土した稲荷山古墳などを巡る「古墳ガイドツアー」、リアル謎解きゲーム「古代の王が遺した幻の秘宝」「はにわづくり体験」など盛りだくさんの体験イベントを実施。来場者は市の郷土料理「ゼリーフライ」や稲荷山古墳の形のご飯に2種類のカレーを添えた「行田古代米カレー」など数多くの市産グルメに舌鼓を打った。

 実行委員長を務めた武蔵野ユニフォームの小松和弘社長は「キッチンカーや物販ブースは午前中で売り切れが続出して追加するなど、うれしい悲鳴を上げていた。行田のイベントとして定着できるようブラッシュアップして来年につなげたい」と毎年の開催に意欲を示した。

 さきたま古墳公園は、東京ドーム約6・4個分の敷地に国内最大級円墳「丸墓山古墳」や「二子山古墳」など9基が群集する「埼玉古墳群(国特別史跡)」を含む公園。「県立さきたま史跡の博物館」やはにわ作り体験ができる「はにわの館」などもある。

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