標高795mの山中にある神戸市灘区の市立六甲山小で23日、玄関にある石造りのまきストーブの「火入れ式」があった。二十四節気の一つ「霜降」に合わせた季節の恒例行事。4~6年の児童約30人が木の板と棒をこすり合わせておこした火をともした。
体育館で火おこしを見守った低学年の児童が「頑張れ」「燃えろ」と声援を送り、15分ほどで種火がつくと「イエーイ!」と大歓声。児童たちはトーチに移してストーブに点火し、手をかざしながら「あったかい。頑張って良かった」と笑顔を見せた。
真冬の朝は教室の気温が5度ぐらいに冷え込み、ストーブで手を温める児童の姿が同校の風物詩となっている。