特攻初作戦80年、兄忘れられず 94歳妹、特攻戦死者は6千人
2024/10/24/03:24
太平洋戦争中の1944年10月、日本軍がレイテ沖海戦で初の特攻作戦を実行してから80年。6千人以上に上ったとされる特攻戦死者のうち、22歳で戦死した学徒兵上原良司は、敗戦を予見し、自身を「自由主義者」と称した遺書を残したことで知られる。「特攻は死刑みたいなもの」。そう語る妹登志江さん(94)=千葉県松戸市=は、帰省した兄が家族に「さようなら」と3回叫んだ大声が忘れられない。