埼玉新聞

 

はしかに感染…20代女性、症状あり入院 感染源は不明、海外渡航歴なし 発熱、せき、発疹が出る…埼玉で感染続く 2カ所の商業施設を訪れていた

  • 【地図】さいたま市

    20代女性が訪れた商業施設があるさいたま市

  • 【地図】三郷市

    20代女性が訪れた商業施設がある三郷市

  • 【地図】さいたま市
  • 【地図】三郷市

 埼玉県は23日、20代の女性がはしか(麻疹)に感染したと発表した。県内で感染が確認されたのは、今年5例目。

 県感染症対策課によると、女性は13日に発熱、せき、発疹などの症状があり後日、医療機関を受診。検査の結果、はしかに感染していることが分かった。現在は退院し、自宅療養で快方に向かっているという。

 女性は、はしかの予防接種歴がなく、海外渡航歴、感染源は不明。13、14日にさいたま市内と三郷市内の商業施設を利用していた。

 はしかは感染力が極めて強い感染症で、空気感染、飛沫(ひまつ)感染、接触感染する。潜伏期間を経て、風邪のような症状が現れた後、39度以上の高熱や赤い発疹が体中に出るという。

 同課は、症状からはしかが疑われる場合は事前に医療機関に連絡し、マスクを着けて速やかに受診するよう、注意を呼びかけた。
 

ツイート シェア シェア