60年を超える原発の運転を可能にする「GX(グリーントランスフォーメーション)脱炭素電源法」が2025年6月に全面施行されることを念頭に、関西電力は24日、高浜原発1号機(福井県高浜町)の50年超運転に必要な認可申請書を原子力規制委員会に提出した。1号機は国内で最も古い原発で、来月に運転開始から50年となる。
全面施行後は原発の運転開始から30年以降、10年を超えない期間ごとに、施設の劣化状況の確認方法や必要な措置などをまとめた長期施設管理計画を策定し、規制委の認可を受ける必要がある。
規制委は6月、関電大飯3、4号機(同県おおい町)の30年超運転を認可した。