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【衆院選 終盤情勢】埼玉9区 立民杉村と自民大塚が拮抗

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 埼玉新聞社は24日、衆院選の埼玉県内16小選挙区の終盤情勢を分析した。(敬称略)

埼玉県内各選挙区の候補者はこちら

■埼玉9区の立候補者
 大塚拓  51 自 前(5)
 杉村慎治 48☆立 新
 猪股嘉直 70 共 新
 近藤秀将 46☆維 新

 立民杉村と自民大塚が拮抗(きっこう)。無党派層の取り込みが鍵になりそう。共産猪股と維新近藤が追撃する。大規模な住宅地から山間地域までを擁する選挙エリアで、各陣営は最後の追い込みに余念がない。

 6選を目指す大塚は、派閥裏金事件に関係したとして比例の重複立候補が認められなかった。「背水の陣」で臨んだ今回の選挙戦ではイベントへの訪問や街頭演説をこなし、保守層の取り込みをうかがう。

 杉村は国政3度目の挑戦で、過去の選挙ではいずれも大塚に敗れている。自民党の派閥裏金事件への批判を強め、街頭演説で「裏金議員との決別を」と強調する。22日には野田佳彦党代表が訪れ、てこ入れを図った。

 猪股は狭山市議6期の経験者。小まめに演説をこなし、「戦争のない日本を受け継ぎたい」と訴える。行政書士で社会学者の近藤は駅立ちなどを重ね、消費税引き下げや教育の無償化に論点を据える。

※掲載は届け出順。敬称略。年齢は投票日の10月27日時点での満年齢。☆は比例北関東ブロックとの重複立候補を表す。党派の略称は、自由民主党=自、立憲民主党=立、公明党=公、日本共産党=共、日本維新の会=維、国民民主党=国、れいわ新選組=れ、社会民主党=社、参政党=参、みんなでつくる党=み、諸派=諸、無所属=無。前、元、新は前職、元職、新人の略。(数字)は当選回数。(いずれも埼玉新聞調べ)
 

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