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【衆院選 終盤情勢】埼玉10区 立民坂本、無党派層の支持集め優位

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 埼玉新聞社は24日、衆院選の埼玉県内16小選挙区の終盤情勢を分析した。(敬称略)

埼玉県内各選挙区の候補者はこちら

■埼玉10区の立候補者
 坂本祐之輔 69☆立 前(3)
 山口晋   41☆自 前(1)

 立民坂本が無党派層の支持を集めて優位。自民山口は自民、公明支持層を固め切れていない。

 共産が公示前に出馬表明していた候補者を取り下げた。2021年の前回も野党共闘で共産は候補者を見送っており、山口と坂本の2度目の一騎打ち。

 共産の候補者取り下げについて、坂本陣営は「(共産は)自主投票だがプラス」と期待を寄せる。山口陣営は「(共産の支持者が)こちらに入れるわけはない」と想定内を強調する。

 東松山市長を4期務めた坂本は、政権交代を訴えて支持を呼びかける。公示後、党幹事長の小川淳也、前幹事長の岡田克也らが選挙区入りした。

 元衆院議員の父泰明の10市町の後援会を受け継いだ山口は公明の推薦を受け、組織を固めて無党派層への浸透を図る。元首相の菅義偉や、選対委員長の小泉進次郎らが選挙区入りした。

 前回の山口と坂本の票差は約5900。一騎打ちの厳しい戦いに、両陣営は「ふたを開けて見ないと分からない」と口をそろえる。
 
※掲載は届け出順。敬称略。年齢は投票日の10月27日時点での満年齢。☆は比例北関東ブロックとの重複立候補を表す。党派の略称は、自由民主党=自、立憲民主党=立、公明党=公、日本共産党=共、日本維新の会=維、国民民主党=国、れいわ新選組=れ、社会民主党=社、参政党=参、みんなでつくる党=み、諸派=諸、無所属=無。前、元、新は前職、元職、新人の略。(数字)は当選回数。(いずれも埼玉新聞調べ)

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