埼玉新聞

 

【衆院選 終盤情勢】埼玉16区 自民土屋、立民三角が互角の戦い

  • 終盤情勢

    終盤情勢

  • 終盤情勢

 埼玉新聞社は24日、衆院選の埼玉県内16小選挙区の終盤情勢を分析した。(敬称略)

埼玉県内各選挙区の候補者はこちら

■埼玉16区の立候補者
 三角創太 36☆立 新
 中村梨香 37☆維 新
 土屋品子 72☆自 前(8)
 永堀健  57 共 新

 自民土屋と立民三角が互角の戦い。

 土屋は岸田改造内閣で復興相を1年務めた実績や料理研究家の視点から、食育推進による健康長寿社会の実現を強調。裏金問題で自民に逆風が吹く中、「必ず国政に戻って日本のために働く」と力を込める。地盤とする票田の春日部市のほか、区割り変更で新たに加わった地域も積極的に回り、浸透を図る。

 同じく春日部市を拠点とする三角は、次いで人口の多いさいたま市岩槻区を重点地域に設定。公認会計士の立場から裏金問題を批判し、土屋に約1万4千票差にまで迫った前回よりも「手応えを感じている」と語る。22日には党代表の野田佳彦が応援に入り「16区で逆転勝利し、政権交代を」と激励した。

 維新の中村は双子の姉・美香と選挙区内を遊説する自転車作戦を展開する。行動力をアピールして「新しい風を吹かせよう」と、若い世代に呼びかける。

 共産の永堀は現政権の軍拡と増税路線を追及し、批判票の獲得を狙う。

※掲載は届け出順。敬称略。年齢は投票日の10月27日時点での満年齢。☆は比例北関東ブロックとの重複立候補を表す。党派の略称は、自由民主党=自、立憲民主党=立、公明党=公、日本共産党=共、日本維新の会=維、国民民主党=国、れいわ新選組=れ、社会民主党=社、参政党=参、みんなでつくる党=み、諸派=諸、無所属=無。前、元、新は前職、元職、新人の略。(数字)は当選回数。(いずれも埼玉新聞調べ)
 

ツイート シェア シェア