北海道教育委員会のいじめに関する審議会は２５日、道立高校で２０２２年、当時１年生の男子生徒が約半年間、３年生から校内や寄宿舎で肛門に物を挿入されたり、トイレで逆さづりにされたりするなどのいじめを受けていたと明らかにした。加害生徒３人は自主退学し、強制わいせつなどの疑いで家庭裁判所に送致され、少年審判を受けたという。

　審議会がまとめた調査報告書によると、生徒は同年４月、入学と同時に寄宿舎に入った。同部屋の３年生らと親密になったが、６月以降、３年生２人から「死ね」などの暴言や、殴る、蹴るなどの被害を受けるようになった。

　生徒から被害を聞いた保護者が高校に訴えて発覚した。