首都高・さいたま見沼ICから東北道を結ぶ ルートなど検討、高速道を整備 大宮国道事務所が検討会
2021/12/11/00:00
関東地方整備局大宮国道事務所(さいたま市北区)は10日、主に首都高速埼玉新都心線と東北自動車道を結ぶ高速道路の整備を検討する「県東西軸道路検討会」を立ち上げた。埼玉新都心線さいたま見沼インターチェンジ(IC)から、東北道岩槻IC―~浦和IC付近までのルートを想定。見沼田んぼなど地域の環境を守ることに配慮しながら、整備に向け道路規模や工法、具体的なルートなどを検討していく。
県内の東西を結ぶ道路網の混雑化が県南部を中心に慢性化しており、その改善が目的。同日、同事務所など国、県、さいたま市、東日本高速道路、首都高速道路の担当者が参加し、会合を開いた。
会合では首都圏中央連絡自動車道(圏央道)の県内区間開通、東京外環自動車道(外環道)の三郷南ICから高谷ジャンクション(JCT)までの千葉県区間の開通で、県内の東西を結ぶ道路網などが県南部で拡充されるも、国道16号など主要道路の交通量が増加。都心に近い利点を生かし物流拠点が増えるほか、人口集積が進み、将来的に周辺の交通量が増えることが予想されるなどが説明された。
それらの改善へ両高速道路の東西方向の連携を強化する観点から、主に埼玉新都心線と東北道を結ぶ高速道路の建設計画を検討することを確認した。