【ニューヨーク共同】米紙ウォールストリート・ジャーナルは25日、経営不振に陥っている米航空機大手ボーイングが宇宙事業の部分売却を検討していると報じた。新宇宙船「スターライナー」や国際宇宙ステーションへの支援が含まれるという。
ボーイングは労働組合との賃上げ交渉が難航しストライキに直面。工場の稼働が停止するなどの影響で2024年7~9月期の決算は61億7400万ドル(約9400億円)の赤字だった。実際に事業売却に至るかどうかは不明とされるが、米航空宇宙局(NASA)の宇宙開発計画に長年貢献したボーイングが撤退すれば計画そのものに影響する可能性もある。